欧州車専門メンテナンス整備工場
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118002:混合気コントロール 混合気が濃すぎる
128501:ラムダセンサー(キャタライザー前)、エンジンブレーキ時の信号が制限値外
140201:ミスファイア、シリンダー2の噴射がオフになる
故障コードからすると、燃料系に問題があると推測できます。原因と特定する為に各シリンダーの不正回転を見ていきます。
確認した所、シリンダー2番だけが他のシリンダーより値がズレている事が分かります。
ここまでくれば、あとは2番シリンダーのどの部分に異常があるのかを特定するだけです。
こちらのN63B44AのV8エンジンですが、何かと作業がしにくいエンジンとなります。
直4などとは違い、エンジンの上に配線カバーなどが通っているため、色々と邪魔になる事があります。
イグニッションコイルとスパークプラグを他のシリンダーと入替えしましたが、他のシリンダーへ故障が移りませんでした。
故障内容にもあるように混合気が濃すぎるとある為、インジェクターの不具合で間違いないと思います。
インジェクターの交換はそう簡単に交換できません。エンジンの上に配線が通っている他、インジェクターに繋がっているパイプも邪魔になります。かなり手こずりましたが、無事に交換作業出来ました。
写真を見ても分かるように、かなりカーボンの蓄積が見られます。これだけ不完全燃焼を起こしていれば、かなりの蓄積が見られる事でしょう。恐らく燃焼室内もカーボンの蓄積は酷いと考えられますが、今回はインジェクター交換のみの作業となります。
インジェクターは見た目は同じ部品に見えても、部品一つ一つ噴射量が異なります。それをマッチさせる為にテスターにて噴射量のセットアップをしていく必要があります。
インジェクターをポン付けすれば、再びエンジンが振れる可能性があります。
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